大将軍山
2024/11/08
山岳信仰が根づく日本にはご神体とされる山がいたるところにあります。由宇を代表する山のひとつ、大将軍山も例にもれません。
大将軍山の由来は、15世紀ごろ、周防国太守大内氏が、大島を占領した伊予の豪族河野軍討伐に向かったものの濃霧で立ち往生してしまい、困り果てて八将軍のひとつである大将軍を一心に祈ったところ、忽ち霧が晴れ、無事河野軍を打ち破ることができたという史実からきています。戦後、大内氏が感謝をこめてこの山に大将軍を祀り、大将軍霧峯神社を建立しました。
この山の山容は瀬戸内海を航海する船の目印にもなったことから、船関係者の信仰も集めたと言います。
境内からは由宇の町と、瀬戸内海の多島美が見渡せます。